5月18日(土)、19日(日)、北九州にて行われた「子ども環境学会2019大会」に行ってきました。

今大会のテーマは「こどもにやさしいまちの居場所」。子ども達、子育て世代にとって心身共にやさしい場所がたくさん存在する地域は、その他の人々にとっても心地よく、同時に今後成長していくエリアとなります。

19日のシンポジウムでは、日本保育学会会長 汐見稔幸先生と、日本保育学会副会長 大豆生田 啓友先生のお話を聞くことができました。

 

子どもは環境に自ら関わることで、自身を発達させる存在です。こう書くと、とても難しいことのように感じますが、「環境に自ら関わる」ことを「遊び」だと考えていただくと分かりやすいと思います。

自分がやりたいと思った遊びにとことん取り組むことで、子どもは意欲・自信・社会性・表現力・工夫する力など多様な「生きる力」を育んでいきます。

逆に、子どもに対してテストで計れるような知識だけを詰め込んでいき、大人の都合にだけ合わせた関わりをするとします。すると子どもは豊富な客観的情報や社会的マナーを身につけるかわりに、自分だけの価値観、判断力、感情の揺れなど「自分らしさ」というものを得られなくなってしまうのです。

 

潤野保育園という環境が、子ども達それぞれの「自分らしさ」を育む場所でありたいと改めて感じることができた研修でした。